麦門冬湯(バクモントウトウ)は漢時代の「金匱要略」という古典書で紹介されている処方です。

のどを潤し、咳をしずめる作用があると昔からされています。

痰の少ない乾咳、もしくは切れにくい粘稠な痰をともなう咳、あるいは、これがのどや口が乾燥しイガイガ感のあるときに効果があると言われていますので用います。

頭がのぼせ気味で、咳き込んで顔が赤くなることも使用目安ですが、芍薬甘草湯など甘草を含む他の漢方薬といっしょに合わせて併用して飲むときは、「偽アルドステロン症」の副作用にかなりの注意がここでは必要です。

甘草含有製剤、グリチルリチン(グリチロン等)なども、ここでは混ぜての飲み合わせに注意です。

ここでは麦門冬湯の適応証(体質)は、中間証〜虚証(体力中くらい以下)、燥証(乾燥)となっています。

麦門冬湯(バクモントウトウ)は、自然の草や木からとった生薬の組み合わせでできています。

構成生薬は、主薬の麦門冬をはじめ半夏(ハンゲ)、人参(ニンジン)、粳米(コウベイ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)の合計6種類です。

代表的な潤性薬の一つで、のど全体を潤し粘稠な痰を滑らかに外にかなり出しやすくします。

また、この半夏という聞きなれない種類は、こみ上げる乾いた咳や吐き気を徐々にしずめる降性の生薬です。

これに、ポイントは滋養強壮作用をもつ潤性の人参、炎症をさます粳米、緩和作用の甘草などがポイントとして加わります。

これらがいっしょに働くことで、よりよい効果をここではかなり発揮します。

個人が営業する病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが、今は一般的です。

痰の切れにくい咳、気管支炎、慢性の気管支ぜんそくなどに効果、効能があります。

微熱時の風邪薬として服用する場合もあります。

これは≪ツムラ漢方麦門冬湯エキス顆粒成分≫本品2包(4.5g)中、これが、また下記の割合のデータでは混合生薬の乾燥エキス3.0gをここでは含有します。

そして、これは日局バクモンドウ5.0g、日局ハンゲ2.5g、日局タイソウ1.5g、日局カンゾウ1.0g、日局ニンジン1.0g、コウベイ2.5g。

天然の添加物として日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖、ショ糖脂肪酸エステルを結果的には含有します。